大事な家の塗装を依頼するのであれば、技術力が高く、信頼できる塗装会社に任せたいものです。
とはいっても、たくさんの業者がありますので、どの会社の技術力が高いかを見分けるのは難しいものがあります。
そこで、初めて依頼する場合でも、しっかりとしたスキルを持っているところかどうかを知るポイントを紹介していきます。
一級塗装技能士とは？
塗装業者として高い技術と専門知識、そして経験を持っていることを知るためにチェックしたいのが、一級塗装技能士の資格を持っている職人がいるかという点です。
一級塗装技能士とは、厚生労働省によって認められている国家資格で、木工塗装や金属塗装など住居の塗り替えのジャンルも含め、塗装に関する高度なスキルを持っていることを証明する資格です。
塗装技能士は1級から3級まで存在し、1級がもっとも難しい資格となります。
一級塗装技能士になるには、まず実務経験が7年以上あり、2級に合格してから2年以上経っていることが条件となります。
この条件を満たして初めて受験することができるのですが、試験は難しく、簡単には資格を取ることはできません。
試験には、学科試験と実技試験の2つがあります。
学科試験においては、色彩や塗装する材料について、また建築や塗料などに関する法律についての問題が出されます。
正誤を答えるか、4択問題となっていて、50問用意されています。
100点満点中、65点以上で合格となります。
色や塗料などはすべて正式名称で出題されるため、しっかりと勉強していないと、経験だけでは点数を取るのが厳しいテストです。
実技試験では、実際にさまざまな手法の塗装をします。
たとえば、刷毛やスプレーを使った塗装、パテ塗りなどをベニヤに行います。
さらに、求められている色を出せるように、色の異なる塗料を混ぜて調整する「調色」の作業も行うことになっています。
簡単な実技ではなく、試験時間が5時間も設けられている本格的な内容です。
その時間内に、指定されている作業をすべて終える必要がありますし、最後の片づけまできれいに行わなければなりません。
こうした非常に実践的な実技試験に合格するために、100点満点中、60点以上を取る必要があります。
この実技試験では、課題として図面が渡され、その指示に従って塗装します。
また、指定された道具を使う必要があります。
そのため、単に塗料を塗れば良いというものではなく、図面を読み込む力が求められます。
実際に作業する時には、面積や形状などを決めるために定規などを使って検討しますので、頭も使う必要があります。
そして、自分のいつも使っている道具だけでなく、指定道具を使う必要がありますので、応用力と柔軟性がないとできません。
このように、一級塗装技能士を取得するにはハードルの高い受験資格を満たすと同時に、難しい試験をクリアしなければならないのです。
まさに、塗装の世界におけるトップの職人であることを証明する資格だと言えます。
一級塗装技能士がいる業者がおすすめ
そもそも、外壁塗装などの塗り替え工事をするのに特別な資格は不要です。
極端に言えば、どんな人でも「塗装会社」と名乗って作業ができます。
そのため、会社名として「○○塗装」といった名前を付けていても、どのくらいの実績や経験、そして技術があるかは分からないのです。
もちろん、誠実でしっかりとした腕を持つプロが在籍する会社がほとんどですが、中にはあまり技術力の高くないところがあるのも事実です。
住宅の外壁塗装をお願いするのであれば、やはり一級塗装技能士がいる塗装記者に依頼するのがおすすめです。
家の塗り替えは、耐久性や機能性、そして見た目に大きく関わる重要なメンテナンス工事です。
そして、決して安いとは言えないコストをかけて工事をします。
ならば、実務経験の長さと技術力が保証されている一級塗装技能士がいる業者に依頼するほうが良いのです。
もちろん、実際に作業する職人のすべてが一級塗装技能士というわけではありません。
しかし、建築関連の会社では、現場で先輩から見て学び、コツを指導されて、技術を伸ばしていきます。
たとえすべての作業者が資格を持っていないとしても、一級塗装技能士の先輩の技術を見て学んでいますし、その仕上がりのレベルがスタンダードとなっているため、全体として質の高い工事ができます。
見た目の仕上がりの良さや外壁を保護する機能性など、あらゆる点で安心して任せられる工事となるので、おすすめなのです。
e‐craftでは、一級塗装技能士が在籍していますので、高い技術力と強い責任感を持って施工できるのが強みです。
経験豊かな職人が現場全体を指揮し、若手を指導することで、現場で働く作業員すべてが高いレベルで塗装工事を実行できるというメリットもあります。
大事な家をより良いものとするために、優れた塗装会社を探している方はぜひ検討をしてみてください。
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